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第62話 おぼこのあきちゃん 夢は、叶うものです。

2025/11/29

11月に入り、薬寿庵からの眺めも晩秋の季節の彩りを見せております。

草木も黄色や赤色の葉を落とし、衣替えですね。もうすぐ冬が来ます。春までお休みです。川の流れも素敵な音を奏でています。

あ~、なんてすてきなところなんでしょ。

ここに、もうすぐおしかばあさんと福ちゃんが来ます。

大沢温泉と湯治部と同じ囲炉裏も届きましたし、二人がびっくりするかな。それに、お庭もほぼ出来上がっております。

修業時代、まず一番にいろりの炭をおこします。温かくなったころ皆さんが起きて、暖をとりにきます。まだ暗い朝4時頃です。

それから、トイレのお掃除に、みなさんの朝食の用意に次は、お部屋のお掃除です。
やっとその後、ほとんど立って、売店の横で朝食なんです。

何度逃げようかと思いましたが、今は、感謝しかありません。

おしかばあさん、ありがとうございます。福ちゃんには、頑張れ、頑張れですかね。

そろそろ、囲炉裏の火もいいようです。

囲炉裏を囲んで、3人で私の料理を食べていただきます。好きなものは、聞いておりますので、楽しい晩になりそうです。

あ~、来たようですね。うめ爺が二人を連れてきてくれました。

おしかばあさんが、一言、「ここは、お寺さんの宿坊のようだね。庭には何もないし、ちっちゃな木造の田舎だが、私の子供のころに帰ったようだね。おぼこのあきちゃん、すてきだね。あんたらしいよ。」

福ちゃんが、一生懸命、おじぎを何回もしております。涙を流しております。福ちゃんが関谷村に帰って来たようだと言っております。

今日は、実家に帰ったつもりで、ゆっくり、ゆっくり、休んでほしいものです。明日は、3人で富岡周辺を散歩したいと思います。

この日が来ることを、楽しみに頑張ってきましたが、社長やうめ爺、うめ子、それに大工のまことさん、なかじまさん、なみきさんに感謝です。みなさまありがとうございました。

今晩は、福ちゃんと一緒に寝ようかしら。
第61話 おぼこのあきちゃん いぼにも色々ありますね。

2025/10/31

うめ子が、そろそろ腕にあるいぼが大きくなってきたので、知り合いの皮膚科の先生に相談してみるといいかもね。社長もそう言うし、うめ爺なんか、タコ糸で締め上げる練習をしているみたいです。うめ子も心配して、塩船観音様へ毎日行っているそうです。

そんなわけで、今月は、私ごとにな りますが、みな様に、迷惑をかけてはいけませんので、病院に相談に行くことにしました。

その皮膚科は、名栗村の一番奥にありまして、もう80歳は超えているだろうと思いますが、看板に「いぼとり名人80」と書いてあります。

それに1週間のうち、金曜日のみしかやってないんです。でも人がどこからともなくぞろぞろ来ます。

私の番になると、白いかっぽう着を着たおばあちゃん先生が、にこにこしながら、私の腕を見ながら、「これは、これは、元気のいい、いぼだね。このいぼは、あんたのことをとても愛しているようだね。お別れには、少し時間がかかるよ。本当に大事にしていたんだね。一週間に一度来て、だんだんに別れ話をしながらやりますからね。心配しなくていいよ。私は、いぼとり名人80と言われているよ。」

「80って何ですか。」

「それは、お前さんのところの社長が言ってくれたもので、今では、看板にそう掲げているんだよ。」

「あの人も、おしりにでかいいぼが出来て、恥ずかしそうに来たんだよ。その格好ときたら、お笑いだよ。いぼとの相性が良くないものだから、タコ糸で締め上げたら、先生勘弁してくださいとか何とか言って、四つん這いで、ここをぐるぐる回るんだね。お笑いだよ。ナイショの話しだがね。」

「おぼこのあきちゃんは、とても相性がいいし、いぼが幸せそうだから、ゆっくり、ゆっくり、お別れすれば大丈夫だよ。」と言われました。

年内は、頑張りたいと思います。
それにしても社長も苦労されたんですね。  おわり

富岡の景色を見ると気分が癒されます。
 
第60話 おぼこのあきちゃん 二人と囲炉裏での再会です。

2025/09/27

みなさん、こんにちは。8月は、夏休みをいただきまして、1回お休みしました。

秋からまた頑張りますので、よろしくお願いします。

ただ、北海道への旅は、クマさんのおかげで、秘湯の宿が閉鎖になりましたので、中止しました。

そのおかげで、楽しみにしていた、おしかばあさんと小さな福ちゃんに会えなくなりました。

残念なことですが、11月には、二人で富岡の方へ来てくださるそうなんです。もう少し待てば、会えますね。

早く福島から、「囲炉裏」が届くといいですね。

大沢温泉の湯治部にある待合所の囲炉裏と同じ物なんです。

朝4時には、毎日炭をおこし寒い中来てくださるお客様のために囲炉裏を温めておくんです。それを忘れず、同じ物を注文したんです。

囲炉裏工房さんのおかげです。

2人とも、それを見たらびっくりすると思います。

秋から、福ちゃんが担当するそうなので、富岡で一緒に炭をおこして少しでも帰ってからまごつかないように教えたいと思います。

こけしちゃんのように小さくって、かわいいそうです。

福ちゃんに会いたいです。

修行が終わったら富岡で2人で生活できたら、幸せですが福ちゃんには、福ちゃんの人生がありますので、今は、お話ししない方がいいと思います。

まことくん、うめ爺、よろしくお願いします。

富岡からの風景です。こけしちゃんも一緒です。
第59話 おぼこのあきちゃん おかっぱ髪のふくちゃん

2025/07/31

8月をどう過ごすか、やまと堂のみなさんの健康を考えると食事の手抜きはできませんよ。おいしくて、栄養がある物をいっぱい作りたいと思います。

だって、9月には、社長が全員で北海道に行くとか言っておりますので、全員で元気に行きたいと思います。

私は先にお休みをいただき、大沢温泉に寄ってしばらくぶりにおしか婆さんにお会いする予定なんです。

今でも元気で湯治屋の一番奥の狭い部屋で、修業に来た若い人と一緒に寝起きをしているそうです。

相変わらず、朝4時には、全員でおトイレ掃除じゃないですかね。私もよくやりました。今やまと堂で頑張れるのもおしか婆さんのおかげです。

おトイレの次は、お風呂掃除で、お客様への配膳が終わって、部屋掃除です。最後は、湯治屋の売店です。新人はそこでおにぎりをいただきます。

そこの売店に新しい人が入って頑張っているそうです。

おしか婆さんが「一度その子に会ってみるといいよ。」と言っておりますので、行くことにしました。

何でも、新潟の関川村から来た娘さんで、名前は、ふくちゃんとか言っておりました。

おぼこのあきちゃんより小さくて、今どき、真っ赤なほっぺに、おかっぱの髪をして、「いらっちゃいませ。」とか言っているそうです。

たまに、どこにもいないと思おうと、売店のすみでいびきをかいて寝ているそうです。

おしか婆さんが注意すると、「すみません、すみません、私を長い目で見てください。」と言うらしいです。

おしか婆さんが、「おぼこのあきちゃんが来たときと同じだね。」と言って笑っているそうです。

そんなわけで、「おまえに一度会わせておきたいね。」と言っておりましたので、行くことにしました。その子にも会ってみたいです。その後に北海道に行きます。

北海道は、でっかい道ですかね。楽しみです。

富岡の夏の風景です。自然がいっぱいでいいところです。
第58話 おぼこのあきちゃん 梅酒の季節です。

2025/06/30

6月梅雨入りしたと思ったら、晴れて暑い日が続きますね。

どうか、お身体にお気をつけください。

困ったらやまと堂がありますから、ご安心ください。ちゃっかり宣伝しておきます。

富岡の薬寿庵のとなりの梅林の梅の実さんたちが、今年は元気がないんです。中には、もうすでに黄色の実があります。お天気の影響ですかね。

それでは、さっそく、近くの畑の蔵で梅を買ってきまして、お婆ちゃん直伝の梅酒造りをします。

うめ爺やうめ子、それに社長のも作りますので全員参加でやりますか。

まずは、岩井堂の観音様に今年の梅酒造り祈願をしてきます。みなさんの健康もです。

それから、頭には、ねじりハチマキでしょ。それに半被を着て出来上がりです。

薬寿庵の前にテントを張り、いっきにいきます。

まず、水で洗った梅のへたを丁寧に一個、一個とります。

やっかいですが、うまい梅酒は、ここからです。

それが終わりましたら、さらに、一個、一個、焼酎で、やはり丁寧に汚れを拭き取ります。

うめ子用に2ℓビン、社長や私の4ℓビンでしょ、それにうめ爺の特注12ℓビンに梅と氷砂糖を交互にいれ、最後にホワイトカーを入れます。氷砂糖は普通の2倍です。そうすると1年後には飴色のおいしい梅酒の出来上がりです。これがおばあちゃん直伝なんです。
おぼこノンアルコール梅酒でもあれば、将来、売店の香寿庵でも売りたいですね。

身体は小さく、夢は大きくですね。

暑い夏を、梅酒を飲んで乗り切っていきますよ。みなさんも元気に過ごしてください。私も頑張ります。

梅酒の作り方

材料 青梅:1kg、氷砂糖:1kg、ホワイトリカー:1.8L

作り方
1.梅の実をきれい洗い、ざるにあける。
2.へたを竹串で取り除き、焼酎をふくませたキッチンペーパーで梅の実を一つずつふきます。(きれいな実になります)
3.容器に青梅と氷砂糖を交互に入れ、ホワイトリカーを注ぐ。
4.ふたをしっかり閉める。時々、容器を動かして氷砂糖が混ざるようにする。

濃厚な梅酒を飲みたいと思いますので、来年の今ごろまで熟成させます。
梅酒の実は、1年後に取り出し、鍋に梅の実と砂糖、はちみつと一緒に煮てから食べています。実が柔らかくなり、ハチミツの甘さも加わって、とってもおいしいです。
第57話 おぼこのあきちゃん 5月もみんな頑張っています。

2025/05/29

みなさま、今月もよろしくお願いします。

5月も後半を過ぎまして、私といえば、裏方の事務仕事に、やまと堂のみなさんの賄いでしょ。それに一人大工のまこと君の応援団をやったり、いや邪魔をしているかもと思いながら、何かと忙しい日々を過ごしております。

今月は、図書館で借りてきた本をうめ爺、うめ子と社長に読んでいただきたくて、借りてまいりました。

うめ爺、うめ子には、メーテルリンク作の「青い鳥」でしょ。

社長には、養老先生の「自分の壁」などがいいと思いまして。

うめ爺は、食べれば、食べるほど、ああ~、幸せだと言うし、うめ子は、ジュンレツのコンサートから帰ってくれば、幸せと言うし、あまり若いとは思えないんですが、彼氏が出来たように思っているんです。

それで、青い鳥を読んでもらって、本当の幸せとは、何か気づいてもらいたいものです。

社長は、髪の毛が1本抜けただけで、俺の人生は、終わりだとか言うものですから、それに育毛剤を居酒屋さんのお酒と同じように棚に陳列しているんです。

これは、認知症がでてきたんでしょうかね。養老先生にお願いするしかありませんよ。

ああ~、やだやだ。でもやまと堂の将来のためです。何とかしませんといけません。頑張りましょうか。

そんなわけで、健康で、それぞれ自分の人生を生きることができれば幸せなことだと思います。青い鳥は、やまと堂にもいましたね。

おそらく、みなさんのところにも青い鳥はいますよ。探してみてくださいね

いつも元気なおぼこのあきちゃんより。
さあ、明日も頑張っていきますよ。青い鳥さんは、どこですか…。

「青い鳥」の中でも江國香織さんの訳は、とても読みやすく、子供さんの愛らしい表現が読んでいて、幸せな気持ちになります。また、高野文子さんの絵は、チルチルとミチルの表情がとってもかわいいです。大人になって読んでみるとかなり奥深い作品で勉強になります。ぜひ、読んでみてください。
第56話 おぼこのあきちゃん 今年も桜が咲きました。

2025/04/27

こんにちは、みなさん、おぼこのあきちゃんです。

やっと、待ちに待った富岡の成木川沿いの桜並木がいっせいに開花しました。

桜さん、今年もまた会えましたね。よろしくお願いします。それでは、はい、パチリ。歩いては、はい、パチリです。

あ~、素晴らしいです。

今年は、やっと薬寿庵のまわりにも、ふきのとうも出まして、それは、それは、小さな子供達が楽しそうに笑っているようです。

元気に育ってくださいよ。もうすぐ、もうすぐ、お家も出来ますからね。

今年から、薬寿庵担当になりました。観音様に感謝、社長に感謝ですかね。

うめ爺は、課長に、うめ子は、係長になったし、私は、相変わらず裏方担当ですが、なぜか社長は、お店では、居眠り担当と薬寿庵では、囲炉裏担当だそうです。

お年を召しましたので、見守っていきますか。

さあ~、帰って3人の食事の用意でもしますか。

おしか婆さんの言葉に、「裏方をしっかりやれば、表に出たとき誰よりもうまくやれるよ。」と言われました。まだまだ修業ですね。  おわり
第55話 おぼこのあきちゃん 新しいおぼこセットを用意しております。

2025/03/16

こんにちは、みなさま、いかがお過ごしですか。

3月に入って雪が降りました。寒い、寒いですが、次の日晴れますと、富岡では、毎年今ごろ「ふきのとう」があちらこちらに出てきます。それは、それは、春なんです。

つくしさんも、そろそろです。あ~、春なんですよ。

成木川沿いの桜もとっても素敵です。

待ち遠しいです。薬寿庵ももうすぐです。

そう言えば、うめ子の話によると、駒木町の郷土博物館が閉館になるそうです。隣の旧宮崎家住宅は、私とお婆ちゃんの思い出の場所なんです。どうなるか心配ですが。

実は、誰にも話しておりませんが、旧宮崎家をモデルにして、社長と大工のまこと君が考えてくれたのが、薬寿庵なんです。

約100年前の茅葺き古民家を再現してもらいました。

やまと堂のシンボルでもあり、みなさんの心の拠り所になると思います。

遠方から見えるお客様にも利用していただき、青梅の自然を味わっていただきます。

それから、ここから岩井堂観音様にも近いのでお参りも出来ます。ご利益もいっぱいあると思います。

成木川沿いの桜並木は、本当に素敵ですので、みなさまもお出かけになってください。

さあ~、私もおぼこのあきちゃんの売店が出来るまで頑張りたいと思います。

それから、新しいおぼこセットが、やまと堂の店内に用意してありますので、ご希望の方は申し付けてください。今度は、いいと思いますよ。
第54話 おぼこのあきちゃん やっぱり青梅です。

2025/01/31

みなさんお元気ですか。
今年も自分らしく、いえ、おぼこらしく頑張りたいと思います。

まったく、これでいいのかわかりませんが、おぼこのあきちゃんをよろしくお願いします。

新年早々、岩井堂の観音様にお参りに行きました。

みな様の健康とやまと堂の1年が良い年になりますようにお願いして来ました。

それから、浅草の浅草寺様の奥の院は、実は岩井堂の観音様なんですよ。

まずは、岩井堂からですね。そして、浅草寺に行って、御祈祷を受けてきました。

うめ子も、今年は一緒に行きましたので、おみくじを引きましたところ、二人とも吉でした。やまと堂としても、今年は、御祈祷を受け、お客様の健康祈願もしてまいりました。

本当にいい一年になると思います。

帰りは、上野の松坂屋で、うめ子もいましたので、ちょっとおいしいものをいただきました。

うめ爺や、社長にもお土産を買いました。

それにしても、上野も浅草も本当に外国の方が増えましたね。海外旅行をしているようでした。私は、やっぱり青梅がいいですね。

それでは、富岡に行って、一人で頑張っているまこと君のお手伝いでもしますか。

川の方から見た薬寿庵の様子です。
薬寿庵ももうすぐですよ。いい年になりますように…。
第53話 おぼこのあきちゃん 1月18日は浅草寺です。

2024/12/26

みな様、一年間おぼこのあきちゃんコーナーにお付き合いくださいまして、ありがとうございました。浅草の浅草寺様の御祈祷を1月18日に受けましてから、もう一年の締めくくりです。早いものですね。

お願い事の一つに
お客様の健康とやまと堂のみなさんの健康です。

二つ目は、富岡の薬寿庵が上棟式後ゆっくりですが、前に進んでおります。

それから、やまと堂のホームページが5年ぶりにリニューアル出来ました。ID社のみな様に感謝です。

新しい一年を前に観音様の導きで本当にいい1年になりそうです。

来年も浅草寺の観音様にお参りに行きたいと思います。

1月18日に来年も大僧正様にお会いできるといいですね。

みな様も良い1年になりますことを心から祈っております。

また、来年もよろしくお願いします。  おぼこより

丁寧に丁寧に、一歩一歩、ここまで出来上がりました。まことさんお疲れ様でした。ありがとうございました。